シミの主な原因
- 紫外線
- 遺伝
- やけど、ニキビ、かぶれなどの炎症
- ホルモンバランス
の4つが主なシミができる原因と言われています。
特に多いのが紫外線による「日光黒子」という種類のシミです。
顔以外にも手、背中上、腕などの露出する部分に多く、中年以降に見られます。
紫外線を浴びると、メラノサイト内でメラニン色素が生成されます。それが表皮にあるケラチノサイトという細胞に受け渡されることで、紫外線から肌の細胞核を守ります。メラニンは紫外線ダメージから守ってくれる役割をしてくれているのですが、多く生成されるとそれだけ黒くなってしまいます。子供が夏に外で遊んで肌が黒くなるのはこのせいです。
子供の場合は黒くなった肌も、ターンオーバーが通常28日周期で新しい細胞に変わるためすぐに元の肌の色に戻ります。
しかし歳を重ねるにつれて、ターンオーバーのサイクルが乱れて本来元に戻るはずの肌がなかなか戻らなくなり、メラニンの黒色が皮膚表面に滞ってしまい色素沈着=「シミ」となってしまうのです。
正常なターンオーバー
紫外線を浴びる
↓
メラノサイトからメラニン色素を生成
↓
皮膚のターンオーバーによって約28日でメラニン色素が排出
乱れたターンオーバー
紫外線を浴びる
↓
メラノサイトからメラニン色素を生成
↓
ターンオーバーサイクルが遅くなる
↓
排出するのに時間がかかりメラニン色素が皮膚に色素沈着
↓
シミになる
子供の頃は大丈夫と言って日焼け止めを塗るのをついサボりがちですが、しっかりと早めから紫外線対策することで大人になった時に綺麗な肌を保てるんだなと思いました。